KRBC Fishing and Camping内にある9つの釣り池のうち、オープン時に開放したのはFlowing Pond 2(ルアー釣り用)、Pond 1(エサ釣り用)、Pond 3(ルアー・フライ釣り用)の3つです。
当初KRBC内でも1、2を争う広さで、深さでは最も深いPond 2をルアー・フライ用として開放しようと考えていたのですが、水が全く溜まらないほど水漏れがひどく、断念していたのでした。
しかし、実際にこの池が無いと楽しくない(^^;…と思われる可能性が高いかな、というのもありまして、応急補修して開放しようと頑張ったわけです。
Pond2とは
Pond 2は自然風の池のうち、一番東側にあります。下の画像の「池2」と書いてあるところです。
画像ではPond 1(池1)とそんなに変わらないように見えますが、草刈りをやった時の大変さで比較すると(笑)、1.5倍以上の広さがあると思われます。
そして他の池よりも深さがあり、魚影見え見えの他の池と違った釣り味を楽しんで頂ける可能性のある池です。
最初のトライ
実はPond 2はPond 3よりも開放したかった池でしたので、プレオープンに合わせて魚を放流するべく、漏れている個所を修繕し、2024年2月19日より水を溜め始めました。ところが…。
これ以上溜まらない(^^; 何とか防水シートや泥、挙句にはゴミ袋まで使って漏れている穴を塞いでみたのですが、翌日もほぼ同じ(^^;
そして最終的には開放を諦め、後日徹底的な補修を行う方向で検討することになりました。
2回目のトライ
「徹底的」というからには、当初コンクリートをうつことを考えていたのですが、泥の除去や表面の洗浄、コンクリートの必要量、固化から灰汁抜きを考えると、とても目標のゴールデンウイークまでの開放には間に合わないという判断になりました。
そこで、応急的に早期に開放し、今シーズンをなんとか持たせる方法として、これまで「カネト水産」時代に施されていた継ぎはぎ防水シート対応を一旦全て剥がし、改めて防水シートで処置にすることにしました。
実際に過去の防水シートを剥がしてみると…。
まぁ、こんな穴がポコポコ開いてるんです。そりゃだだ漏れですわ(^^;
そこで先ず行ったのは、特に深い穴に石を詰め込むこと。これをやらないと、いくら入口に蓋をしても、後で奥に落っこちてしまう可能性があります。
そして次に、以前使われていて剥がした防水シートやブルーシートの廃材を穴に詰めていきます。できるだけ水が漏れないように。
そしてさらに深かったり、大きかったりした穴には、土嚢を使って詰めたり塞いだりしました。一応土嚢は耐久性・対候性が高いとうたっているものを使用しました。
これだけでは到底漏水を防ぐことができません、と言いますか、ある程度は漏れて欲しいんです。そして、この上に防水シートを張っていきます。
防水シートは以前からカネト水産に保管されていた「ビニールハウス用」のビニールシートを用いました。商品名は「バツグン5」です。
このシートは4 mくらいで切れているので、繋ぎ部分は30 cmくらいオーバーラップさせ、耐水性のテープで止めました。ただし、これもある程度漏れて欲しいので、テープは繋ぎ部分全体ではなく、お互いズレないようにする程度に貼っていきました。
この時はできるだけ壁との隙間ができないように、石や泥で抑えながら張っていきます。池の底にあたる部分は泥を乗せて押さえました。このシートは漏水防止ももちろんですが、次に被せて張るシートが壁の石に擦れて破れたりしにくいようにする役割もあります。
そして最後は今回の秘密兵器「養生シート ポリ製 厚手0.1 mm、 1.8 m x 50 m」の出番です。養生シートなので、目的外の使用ですが、とにかくお安く、全体を一枚で覆えるようなものが欲しかったのです。
これを引き出しながら張っていきます。両端は土嚢で押さえ、底の部分は石と泥で押さえました。これもできるだけ下地の防水シートとの隙間ができないようにしました。
これで漏れる要素は基本的には無いことになります。ただ、作業中は水が溜まってきては困るので、アウトレットの水門のところだけシートの連続が切れています。ここはシートが水門幅全体にオーバーラップするようにして、溜め始める直前に封印しました。
これであとは水が溜まるのを待つばかりです!
完璧かと思われましたが、やはり水門部からはある程度のリークがありました。ただ、この池の場合は排水(アウトレット)が水面からのみなので、底部の水も動かすという意味では悪くないと思い、完全補修はしませんでした。
ちなみに土嚢を詰めたりや防水シートを張った時に敢えて少し漏れるようにした理由は、この全面シート張りがうまく機能するようにするためです。
と、言いますのも、池の内側に絶えず水圧が掛かってシートを押さえつけてもらうには、各シートの池の外側が常に陰圧になっていてくれないと困るからです。つまり後方に水が漏れることによって、常に内側からシートを押さえつける力が働くことになります。まぁ暗渠のように水の逃げ道を作ってあげたわけですね。
はたして水は溜まるのか!?
さて、準備が整い、3月25日の10時前から水を導入して溜め始めました!
そして夕方17:00には以下のようになっていました。最初の失敗の時に比べても、格段に溜まっています!
そして翌日、楽しみに来てみたのですが…。
あれ!?
あまり変わっていません!
一瞬ショックを受けたのですが、Pond 1の水位も下がっていることに気づき、つまり何のことは無い、取水口が枝と落ち葉で詰まり、流し込む水量が減っていたのでした。
気を取り直し、Flowing Pond 2からも水を導入して注水していくと、雨で増水していることも手伝ってみるみる溜まっていきます。そして2時間後には…。
溜まった!!
ちゃんと計算したとかではありませんが、きちんとシートも壁面に張り付いていまして、先ずは初日の段階では想定通りに行ったようです。
雨ではない時の溜まっていく速度を考えると、1日で池2杯分の水が入れ替わる程度の新陳代謝が行われるくらいになりそうです。
そして…
とりあえず今日(3月26日)は結構強く雨が降っており、流入する水量も多いので参考にならず、翌日になってみないと判断できないのですが…。
うまく水位が安定しているようであれば、明日午後に少量魚を放流したいと思います!初めはリスクもあるので、それほど多くは入れないつもりですが、大型を含めて泳がせる予定です。
問題無さそうであれば、当面は「ルアー・フライ専用」かつ「キャッチ・アンド・リリース専用」として、3月29日(金)より開放したいと思います!!
やっぱりPond 2があると場内が締まってくる感じがしますね!(^_^)b
コメント